事実と意見
【事実と意見】
みなさんは「事実」と「意見」を使い分けることが出来ていますか?
意見ばかりになっていないですか?
世の中には「事実と意見」が存在します。
例えば、コロナウイルスの感染拡大について。
A:感染者が毎日とても増えている
B:感染者が昨日より300人増加した。
これではAが意見となり、Bが事実となります。
簡単ですよね?
ですが、何かを説明するときこの2つを使い分けることが出来ていない人をよく見かけます。
事実とは、証拠として確認できることを言います。
意見とは、自分の考えのことを言います。
Aの場合まず、その人が「とても増えている」と感じても、ほかの人がとても増えていると感じなかったり、違う考えが出てくるとそれは「意見」となりますよね?
証拠として確認ができないからです。
逆にBの場合はどうでしょう?
「300人の増加」という決定的な証拠があります。
このデータは証拠として確認することが出来るので、事実となります。
このように、事実と意見の区別は本当は簡単なのです。
この区別を会話の中で使い分けることが出来ていますか?
問題解決の際、この考え方が出来ていなければ会話として成立しないことがよくあります。
事実を伝えたうえでの意見です。
問題を解決する際、意見ばかりを聞きたいのではありません。
証拠として確認できる事実を知ったうえで、どう問題を解決するかです。
普段の会話を思い出してください。
あなたは「きっと大丈夫」とか「なんとかなる」など、全く意味のない言葉を使ってはいませんか?
大丈夫と言えるのなら、大丈夫と確認できる情報を持ってきてください。
なんとかなるなら、納得できる証拠を持ってきてください。
こう考えると世の中は意見であふれています。
「事実」と「意見」を使い分けてください。
あなたの成長に期待をしています。